でんの豆知識73「大工さん!!」
こんにちは
田建築工房スタッフのKです。
先週末九州南部の梅雨入りしましたね☔
田建築工房のおうちはオリジナル塗り壁ですので
湿気対策にも持って来いですよ!
クローゼット内の塗り壁仕様もおススメです。
さて、今回の家づくり流れシリーズは、
「大工さん」に関してです。
それでは、
さっそく『でんの豆知識』を
ご覧ください!!
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■ でんの豆知識「大工さん!!」
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大工さんは、
木造建造物の建築を行う
職人さんのことです。
昔は建築技術者の
階級の呼び名で、
職人さんたちを統率する人や
工事全体の一番偉い人のことを
大工と呼んでおりました。
木造建築の職人は
「右官」と呼ばれていたのです。
建築の「木」に
関わる職人さんを「右官」、
「土」に関わる
職人さんを「左官」
という呼び名でした。
現在の家づくりの建設業では、
「左官」以外は、
設計士も含め「右官」より
派生した職人仕事が
非常に多いのです。
また大工という呼び名は、
江戸時代頃からになります。
それまでの階級に関係なく、
木造建築の職人さんを
大工と呼んでおりました。
そして、
統率者は大工から棟梁や親方と
呼ばれるようになりました。
ちなみに江戸時代の発音では、
「ダイク」ではなく
「デエク」になります。
◆現在の家づくりの大工さん
現在の大工さんという職業は、
色々な業種に分かれています。
一般的に【大工さん】
という呼び名をするのは、
木造住宅をつくる家屋大工です。
つまり家を建てる大工が、
【大工さん】なのです。
一般的に
木造住宅における
木材・建材の加工・取り付け作業が
メインとなり、
木造住宅の墨付け・きざみ・建て方
および屋根仕舞・外部造作・
内部造作全般を取り仕切る
バランスのとれた
親方と職人のことです。
請負大工とも呼ばれ、
各下請け業者の
まとめ役も行います。
昔から家屋大工は、
木造住宅主要の日本の
家づくり・町づくりを
支てきました。
限られた空間と時間と予算の
制約の中で技術を培ってきました。
これが、家屋大工
【大工さん】なのです。
ちなみに他には、
宮大工・船大工・建具大工など
様々な種類があります。
◆大工さんの種類
家づくりをする大工さんを
【家屋大工】と紹介しました。
では昔も含め
他の大工さんを紹介します。
初めに神社・お寺をつくるのが
【宮大工】
伝統的な技術を持つ大工さんです。
【数寄屋大工】も、
伝統的な技術で
茶室などをつくる大工さんです。
宮大工に比べると
町のお金持ちの
家・茶室・蔵などをつくりました。
【町大工】は今でいう
【家屋大工】と同じ存在です。
町の人に庶民的な家をつくりました。
【船大工】は
文字通り船をつくる大工さんです。
【建具大工】は、
今でいう建具屋・建具職人です。
【家具大工】は、
家具をつくる大工・職人です。
現在では、近代化・産業化が進み、
伝統的な宮大工・数寄屋大工は
需要が少なくなり、
木の船も同様に需要が少ない
船大工もかなり少なくなりました。
工場生産が増え、
家具・建具大工は
大工ではなく職人と呼ばれています。
このような事から、現在、
【大工さん】といえば、
家づくりをする
【町大工・家屋大工】なのです。
◆棟梁
棟梁(とうりょう)・・・
現場の職人さんのなかで、
一番偉い人の事を、
親方とういう名称で呼びます。
でも大工さんだけは、
一番偉い人を
親方ではなく棟梁という名称で
呼ぶこともあります。
棟梁という言葉の意味は、
組織や仕事を束ねる、
中心人物のことです。
棟(むね)と梁(はり)という、
建物において重要な構造を
例えに用いたのです。
日本建築の屋根の重要部材
(棟と梁が主)は、
親方が墨付けし、
棟上げ式の長でもあることから、
棟梁という言葉が出来ました。
昔は、
武士や僧侶の社会の
筆頭格(一番偉い人)を
棟梁と呼んでいました。
(例:将軍職は源氏の棟梁)
現場の職人さんは
数多いですが、
大工さん以外の親方を
棟梁と呼ぶことはないのです。
もし現場で大工さんの親方を
見つけたら棟梁と呼びましょう。
それでは、また!!
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