でんの豆知識80「外壁① サイディング!!」
こんにちは
田建築工房スタッフのKです。
鹿児島には台風14号が近づいてきていますね。
進路がどうなるのか心配です。
皆さま被害などありませんように
さて、
今回の家づくり流れシリーズは、
「外壁」に関してです。
それでは、
さっそく『でんの豆知識』を
ご覧ください!!
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■ でんの豆知識80「外壁① サイディング!!」
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家づくりにおいて、
外壁は重要です。
家に住むということの
本来の目的は、
外からの天気から
住む人を守ることです。
雨や風そして地震などに耐え、
夏は暑さを
冬は寒さを和らげることが、
大きな役割をなります。
また、外観も重要です。
外壁は、屋根とともに、
家の外観の印象となります。
そして、この外観が、
町の景観にも影響されます。
◆外壁の種類
住宅の外観には、
様々な素材や種類があります。
大きく分けると、
・乾式工法
(水を使わない工法)
・湿式工法
(水を使う工法)
の2つに分けられます。
昔の家づくりでは、
現場で水とセメントをつくる
湿式工法がメインでした。
最近の主流は、
工場で成形した、
板状の部材を、
現場で外壁に組み立てる
湿式工法です。
そして今回は、
乾式工法をメインに
お伝えします。
ちなみに、
前回お伝えした、
左官屋さんによる、
塗り壁は、湿式工法です。
●乾式工法
乾式工法とは、
水を使わない工法のことです。
乾式工法は、
職人さんの技術に影響されにくく
安定した品質で
工期が短いというメリットがあります。
●外壁の種類
乾式工法の分類での外壁
・サイディング
・木製羽目板
・ガルバリウム鋼板
・ALC
・タイル
湿式工法の外壁
・塗り壁
・コンクリート
・タイル
◆サイディング
現在の家づくりで主流の
湿式工法の中でも、
もっとも人気が高く
採用が多いのが、
サイディングです。
サイディングは、
工場で作られる、
板状の建築資材です。
下記4つの種類に分類されます。
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・木質系サイディング
・樹脂系サイディング
●窯業系サイディング
窯業系サイディングは、
セメント質と繊維系を
原料として、
混合原料を工場で
パネル成形したものです。
外壁の湿式工法の
サイディング中で、
最も人気が高く、
シェア率も80%以上とのことです。
ですので、
サイデイングと一般的にいうと
この窯業系サイディング
となります。
メリットは、
耐火性が高く、
耐震性も高いことです。
デザインも
バリエーションが豊富です。
ひび割れや色あせが
少ないこともメリットです。
デメリットは、
パネルとパネルのつなぎ目に
コーキングを使用しますが、
このコーキングが劣化しやすく、
定期的なメンテナンスが
必要な点です。
窯業系サイディングは、
耐火・耐震に強く、
デザインも豊富で、
コストも割安で、
総合的に優れているのが、
人気の理由です。
●金属系サイデイング
金属系サイデイングは、
金属を工場で成形したものです。
主に、ガルバリウム鋼板の
金属が主流です。
メリットは、
金属の板に断熱材などの建材が
裏についているので、
断熱性や遮音性が高いことです。
また、他のサイデイングに比べ、
軽量なので、施工がしやすいです。
耐用年数が高く、
メンテナンスしやすいのも
メリットです。
デメリットは、
金属なので錆が出やすいこと、
ぶつかったりすると、
へこむ場合があることです。
また、コストの面でも、
窯業系サイディングより
割高になります。
金属系サイディングは、
乾式工法の
ガルバリウム鋼板の工法とは、
似ておりますが、
別の工法となります。
金属系サイディングを
選ぶポイントは、
カバー工法を採用する場合や
凍害が多い寒冷地でおススメです。
●木質系サイデイング
木質系サイデイングは、
木材を工場で板状に
成形したものです。
メリットは、
断熱性が高いことと、
本物の木の持つ素材感や
木のデザイン性を感じらえる点です。
デメリットは、
木なので、吸水性が高く、
汚れやすい点です。
メンテナンスも
こまめにする必要性はあります。
また、他のサイディングに比べ、
防火性も低いのもデメリットです。
また、コストも
木の素材によっては
高額になります。
木質系サイディングを
選ぶポイントは、
ログハスのような
木の質感を外壁に取り入れたい場合に
おススメです。
●樹脂系サイディング
ビニール系の樹脂を
工場で板状に成形したものです。
主な原材料は、
塩化ビニールとなります。
日本での採用は、少ないですが、
アメリカなどでは、
かなりのシェアを誇ります。
メリットは、
耐震性が高く、
軽いため施工性も高いです。
メンテナンスや
防水性も高いです。
デザインも豊富なのも
メリットです。
デメリットは、
防火性や遮音性低く、
断熱性も低いことです。
コストも若干割高です。
樹脂系サイディングを
選ぶポイントは、
凍害・塩害が多い寒冷地や
コーキングのない外壁に
したい方におススメです。
◆サイディングのメンテナンス
サイディングは、
一般的に10年に一度、
外壁を塗装するメンテナンスが
必要となります。
色褪せやチョーキング現象
シーリング・コーキングの
部分が劣化したら
メンテナンスの目安です。
劣化を放置し続けると、
外壁に剥がれや腐食がおこり、
雨漏りなどの原因となります。
外壁の張り替えを
行うことになると
コストがかかるので、
定期的なメンテナンスは
必ず行いましょう。
●まとめ
前回から、外壁について
お伝えしており、
今回サイディングについて
お伝えしました。
他の乾式工法や
湿式工法に関しては、
今後お伝え致します。
サイデイングに関しては、
一般的に、
窯業系サイディングが
シェア率80%を誇り人気です。
窯業系サイディングを
選べば間違いなしと
建築業界では言われておりますが
他のサイディングや
外壁の工法の特長などの
情報を理解し、
ご自身の家づくりにあった、
外壁を選びましょう。
それでは、また!!
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