でんの豆知識95「住宅ローン 金利が上昇したら!」
※年末年始のお休み
12/29(木)から1/4(水)
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こんにちは
田建築工房スタッフのKです。
さて12月29日は、
「福の日」です。
由来は、
12月29日が、
買い物や大掃除をして
お正月に供える日であることです。
また、12月29日という日付が
2(ふ)
9(く)
という語呂合わせも
由来になっています。
この「福の日」は、
株式会社紀文によって
制定された記念日です。
目的は、
「お正月行事の本来の意味や
いわれなどを知ることによって、
福を招いてもらう」
ということです。
一般的に年末の仕事納めは
12月28日までとなり、
12月29日から冬休み(正月休み)が
始まり、お正月の準備を
行う人が多いかと思います。
ちなみに、
株式会社紀文といえば、
はんぺん・ちくわ・さつま揚げなど、
練り物で有名な会社ですが、
おせち料理の販売も行っております。
一昔前、おせち料理は、
その家の代々の味付けを受け継ぐ
ということが多かったのですが、
現在は、注文して買うことが
増えているということです。
とは言え、せっかくのお正月ですので、
1月29日の「福の日」をきっかけに
すこし時間がある方は、
すこし手間かもしれませんが、
何品かは、おせち料理を
つくってみてはいかがでしょうか。
さて今回は、
住宅ローンを上手に活用する
賢い家づくりシリーズです。
「住宅ローン 金利が上昇したら」に
スポットを当てます。
それでは、
さっそく『でんの豆知識95』を
ご覧ください!!
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■ でんの豆知識95「住宅ローン 金利が上昇したら!」
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日本銀行は12月20日、
長期金利(日本10年国債金利)の
許容変動幅を
0.25%から0.5%程度に拡大しました。
(誘導水準は0%を維持)
黒田総裁は、
利上げや金融引き締めではないと
見解を行いましたが、
突然の政策の修正だったため、
今後金利が更に上昇する可能性は
多いにあると思います。
元々、円安の影響は、
米国と日本の金利差が大きいコトが
(日本の金利は、米国の10分の1程度)
要因のひとつとされていましたので、
いつか金利は上昇すると
予測はされていました。
実際に、この発表から
円は一時的に急騰しました。
日本の10年国債は、
住宅ローンの金利と
連動するため、
住宅ローンを始めて組む方や
借り換えを検討している方には、
注意が必要です。
住宅ローンへの影響の予想は、
変動金地は、据え置くか若干上昇し、
固定金利は、期間に関わらず、
上昇する可能性が高いと思います。
そこで今回は、
あらためて各住宅ローンの種類を
おさらいしながら、
今後の金利上昇にどう影響するのかを
お伝えしてまいります。
◆変動金利
変動金利は、
住宅ローンを新規契約した後も、
金利が変動するタイプの
住宅ローン商品です。
金利の利率が最も低く、
新規の住宅ローン利用者の
70%以上が利用している
人気の住宅ローンです。
基本的には、
半年ごとに金利を見直しますが、
毎月の返済額の見直しは、
5年ごとになります。
契約から5年以内に
金利が上った場合は、
返済額は変わらずに
利息の割合が増え
元金の割合が減る
ということになります。
そして、5年後にその時点の
元金の残高と金利の状況を
再計算して新たな
毎月の返済額が決まります。
とはいえ、変動金利には
125%ルールが適用されており、
5年後に、今までの毎月の返済額から、
1.25倍を超える返済額とは
なりません。
しかしながら、
1.25倍までとしても
金利が上昇し続けると、
利息は増えていくので、
元金の返済は遅くなりますので、
注意が必要です。
今回の日銀の発表は、
長期金利(10年国債の金利)
に対してであり、
変動金利は、
短期金利の影響を受けますので、
変動金利の金利上昇は、
直近では少ないと予想されます。
しかしながら、
今後、短期金利が上昇する可能性は
ないとはいいきれないので、
その際は、変動金利も上がります。
日銀のマイナス金利が
終了するとしたら、
変動金利は必ず上がるので、
注意しましょう。
◆全期間固定金利
住宅ローンの返済期間中、
金利が固定されているので、
返済額も固定されるのが
全期間固定金利です。
金利の利率は、高く設定されており、
毎月の返済額や総返済額が
変わらないことに安心して
住宅ローンを返済したい方に
向いております。
返済期間は、基本20年から35年となり
長期固定金利とも呼ばれております。
代表的な住宅ローン商品は、
国と民間の金融機関が手を組んだ、
「フラット35」となります。
また、民間の金融機関も
取り扱っているケースもあります。
しかしながら、
ここ最近の金利上昇により、
民間の金融機関は、
あまりチカラを入れておらず、
金利は、上がり続けている印象です。
住宅ローン契約時の
毎月の返済額が、
返済終了時まで続くので、
既に契約している方は、
今回の日銀の発表には、
影響ありません。
これから、
住宅ローンを組む場合は、
恐らく来月から金利が上るので、
全期間固定金利(長期固定金利)を
検討する場合は、
注意しましょう。
◆固定期間選択型
固定期間選択型は、
3年・5年・10年など、
金利が固定される期間を選択する
住宅ローン商品です。
固定選択期間は、金融機関によって、
数多く存在しており、
上記の3年・5年・10年以外にも、
1年・2年の短期や
15年以上など長期のものまで
存在します。
選択した固定期間が終了すると、
基本的には変動金利に
切り替わります。
(住宅ローン商品や金融機関によって、
更に固定期間を選択できる商品も)
金利の利率は、
変動金利の次に低く、
変動金利の次に人気の商品です。
選択した固定期間が終了した時点で、
契約時より金利が高くなっていると、
返済額が上ってしまいます。
また、変動金利のように
125%ルールはないので、
金利の上昇が大きいほど、
返済額も大きく増えますので、
注意しましょう。
今回の日銀の発表に
大きく影響されそうなのが、
この固定期間選択型です。
日銀は、
10年国債(長期金利)の
金利幅を広げました。
この10年国債は、
長期金利に影響を受け、
固定期間選択型も
影響を受けます。
これから住宅ローンを組む場合、
金利は先月(2022年12月)より
あがります。
現在借りている方も、
固定した選択期間中は
金利があがりませんが、
選択期間が終了後、
この状況だと
上がっている可能性は
大いにあるので、
注意が必要です。
◆まとめ
お伝えしたように、
住宅ローンの金利が、
変動金利は、短期金利の影響を受け、
全期間固定金利と
固定期間選択型は、
長期金利の影響を受け、
連動いたします。
現在の日本の金利市場は、
日銀による金融緩和政策
(ゼロ金利政策)により、
かなりの低水準に抑えられています。
日銀は、
デフレ経済からの脱却を目指し、
物価上昇率が2%以上になるまで、
金融緩和を続けるとしていました。
しかし、
円安の影響が、
日本の金利指標の低さと
指摘された影響を受けてか、
今回の日銀の発表により、
今後、金利の状況は
予想困難になっております。
今回は、10年国債の
金利幅を広げた発表となり、
全期間固定金利と
固定期間選択型が影響を
受けると予想されます。
また今後、短期金利が
上昇しないとも言い切れません。
この状況になると、
変動金利
全期間固定金利
固定期間選択型
の住宅ローン商品を
選択するかは、
悩ましいところです。
市場金利は、
予測と異なる動きをすることも
多々ありますので、
いずれにしても
住宅ローンを組む場合は、
当初の金利だけでなく、
組んだ後の金利にも
市場金利に対して
注意を致しましょう。
それでは!また!!
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■ 失敗しない家づくりのためのイベント情報
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紫原4丁目
モデルハウス
見学できます。
事前にご連絡ください。
※12/29(木)から1/4(水)までは年末年始のお休みになります。
ご連絡頂きましたらご対応可能な際もあります。ご連絡ください。
お電話またはメール・LINEにてご予約ください。
☎0120-006-347
≪新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための対策≫
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・打ち合わせ時は窓を開けて換気をしながら行う。
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・その他ご自身で出来るだけの対策を取っていただくようお願いいたします。
(定期的な手洗いうがい・マスク着用など)