でんの豆知識116「家づくりの基礎知識 カーテンの選び方」
こんにちは
田建築工房スタッフのKです。
さて、9月26日は、招き猫の日です。
「くる(9)ふ(2)く(9)」(来る福)の
語呂合わせから、日本招き猫倶楽部と
愛知県瀬戸観光協会が記念日に制定しました。
この日を中心に、
伊勢の「おかげ横丁」の福招き猫際をはじめ、
日本各地で記念行事などが開催されます。
右手上げは「金運招来」、
左手上げは「千客万来」と言われています。
では、何故猫が福を招くと言われるようになったか
ご存知ですか?
起源説は色々あるようですが、
招き猫の元祖と言われている
東京世田谷豪徳寺にある「豪徳寺」の起源説を
今回はご紹介します。
時は1650年の末頃、
当時貧乏寺だった豪徳寺の住職は
一匹の猫をとても可愛がっておりました。
ある夏の日、門前に鷹狩り帰りの武将の一行が訪れ、
「寺の前を通ったら猫が仕切りに手を挙げて招くので
訪ねてみた。鷹狩り帰りで疲れているし、
しばらく休憩させてくれ。」と言われます。
そこで住職は一行を奥へ通して、
渋茶などをふるまっていると、
空が突然暗くなり激しい夕立になりました。
そこで一行は外に出られなくなり、
住職は一行に説法を聞かせます。
それに感激した武将が
「実は自分は彦根の城主、井伊掃部頭直孝である」と
素性をあきらかにし、
「猫に招かれ、雨にも打たれず、
ありがたい説法を聞く事もできた。
これも何かの縁、今後ともよろしく頼む」と
以降、井伊家の菩提所として豪徳寺は栄えたのです。
これも皆、武将を招き入れてくれた猫のお陰と、
住職はその猫の没後、墓を建て手厚く葬り、
後にこの猫をモデルにして
招福猫児という名前の人形を作り、
それに願掛けすると
吉が舞い込むと言い習わしたそうです。
これが現代の招き猫の元祖です。
今でも豪徳寺の敷地内には猫塚があり、
願いが叶った時には
その願いを託した招き猫を
そこに納めるのだといいます。
招き猫に関係する神社仏閣は
全国にまだまだあります。
もしお近くにある方は
訪ねてみたら如何でしょうか。
ところで、招き猫は挙げている手によって、
その意味が変わります。
これにも諸説あるようですが、
「右手を挙げている招き猫はお金を招く昼の商売」
「左手を挙げている招き猫はお客を招く夜の商売」
と言うのが現在一般的に定着している説のようです。
また手の高さにも意味があり、
耳より高い位置まで手を挙げているものは、
遠くの福・大きな福を招くと言う意味があり、
耳より下の位置で手を挙げているものは、
身近な福・ささやかな福を招くと言われています。
昔は「お手上げ」に通じるとして、
忌み嫌われていた「両手挙げ」の招き猫も、
最近では、時々見かけるようになりました。
みなさんが見かけた招き猫は白が多いと思いますが、
黒や金、また赤い招き猫を見かけた事はありませんか?
そう、招き猫には色にも意味があるのです。
白は福招き、黒は除難免災、赤は疫病避け、
そして金はズバリ金運を招きます。
招き猫の種類や意味、由来などを
色々とお伝えしました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
目的にあった招き猫を飾って、
幸せな福をお招き下さい。
さて、今回は、
家づくりの基礎知識シリーズです。
カーテンの選び方をお伝えします。
さっそく『でんの豆知識』をご覧ください!!
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■ でんの豆知識「家づくりの基礎知識 カーテンの選び方」
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室内のインテリアのイメージを決めるカーテン。
検討する際には、
色や柄、スタイルなどに配慮が基本です。
床や壁、家具などとのコーディネートを
意識して選ぶことも大切でしょう。
また、設置する空間や目的によっては、
適した機能を持つ素材を取り入れることも
必要になります。
各メーカーからは
さまざまな機能を持たせた商品が揃っているので、
どのような特徴があるのか知っておくことが大切です。
◆快適性を高め、お手入れのしやすい機能
カーテンにはプライバシーを守るための目隠し、
光を調節もしくは遮る日除け、
寒い時期の保温などの役割があります。
最近は、より快適性やお手入れのしやすさなどを
高めた機能を付加したタイプも増えてきています。
馴染みのある機能としては、
洗うことのできる機能(ウォッシャブル)や
光を遮る機能(遮光)などでしょう。
このほかにも、
さまざまな機能を持つカーテンが
各メーカーから商品化されており、
何らかの機能を持つカーテンは、
「機能(性)カーテン」と
呼ばれることもあるようです。
◆機能はマークで表示。カタログやサンプルで確認を
商品それぞれの機能については
マークで表示されることが多く、
日本インテリアファブリックス協会の統一マークのほか
メーカー独自の呼称やマークが用いられ、
カタログや見本帳、吊りサンプルなどにも
記載されています。
選ぶ際には、個々の商品の具体的な機能や特徴を
確認することが大切でしょう。
◆遮光や遮熱など室内空間を快適にする機能
- 遮光・・・光りを遮り、漏らさない
外部からの光りを遮り、
部屋の中の光りを漏らさない機能のことです。
特殊な繊維を織り込んだり、
裏面にラミネート加工して生地そのものに
機能を持たせたものがみられ、
寝室やシアタールームなどに適しているものです。
日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示され
遮光性能の高い順に1級~3級の3段階に分類されます。
1級は99.99%以上の遮光性を持ち、
2級でも99.99%~99.80%、
3級で99.4%以上の遮光性があります。
一般家庭であれば
3級程度でも十分と言われていますが、
使用する部屋やライフスタイルなどに合わせて
選択しましょう。
縫製や設置方法などにより
遮光性能は変わるため注意が必要です。
- UVカット・・・床材や家具などの変色、焼けを防ぐ
特殊な繊維や織りなどによって、
紫外線を遮蔽する機能のことです。
フローリングや家具などの変色、畳の焼けなどを
防ぐことができます。
レースに付加されることの多い機能で、
カット率の高さによってランクのある場合もあります。
日射しの強い部屋、
デリケートな内装や家具のある部屋などで
用いるといいでしょう。
- 遮熱・・・熱が窓から入りにくく、室内の温度上昇を抑える
太陽熱を妨げる機能は、
夏場の暑さ対策として適しています。
レースに付加されることの多い機能です。
特殊な糸やコーティング加工によって、
熱が窓から入りにくくする、
入る熱を軽減する効果を持つため、
室内の温度上昇を抑えて冷房効果が高まり、
消費電力の低減が可能になります。
日本インテリアファブリックス協会の
統一マークで示されます。
- 保温・・・熱伝導率を抑え、熱を逃しにくい
熱を逃しにくい空気層を多く含む生地を用いるなどして、
熱伝導率を小さくしたものです。
北側の部屋など、冬場の寒さ対策に用いると
いいでしょう。
- 遮音・・・ある程度の遮音効果を持つ
生地もしくは裏面に特殊加工を施したり、
樹脂コーティングすることで、
遮音効果を高めたものです。
部屋の中の音がもれにくく、
外部の騒音が聞こえにくくなります。
一般的なカーテンよりは防音性は高まりますが、
あくまでも補助的なアイテムとして
利用することになります。
- 視線を遮る・・・
光りを反射させ視線を遮る、ミラーレース
レースの裏側を特殊な織りによって鏡面のようにし、
光りを反射させることで視線を遮るものです。
「ミラーレース(カーテン)」と
呼ばれるものが多くみられます。
通常のレースに比べて、
外から部屋の中がほとんど見えないのがメリットです。
また、太陽光を通常のレースよりもカットするので、
部屋の日焼けや色褪せを抑える効果も期待でき、
遮熱効果も期待できます。
レース以外でも、糸の形状の乱反射などによって、
戸外からの視線を防ぐ薄手のタイプの商品もあり、
メーカーによっては、日中屋外から室内が
どの程度見えるかどうかによって
ランク分けされている商品もあります。
- 消臭・・・気になる臭いを分解・中和する
生地に織り込まれた薬剤によって、
タバコやペットの臭いなどを消す(分解・中和させる)
効果のあるものです。
商品によっては、ホルムアルデヒドなどの
VOC(揮発性有機化合物)を分解し、
消臭するタイプもあります。
ニオイのこもりやすい部屋、
お客様もお招きするリビングなどに
適しているでしょう。
◆防汚や制電など美しさが長持ちする機能
- ウォッシャブル・・・家庭で洗濯することが可能
伸縮性の低い素材や型崩れしにくい織りによって、
色落ちや色あせ、縮みを心配せずに、
家庭用洗濯機において丸洗いができるというものです。
日本インテリアファブリックス協会の統一マークで
示されます。
商品的には、縮みにくく、
渇きの早いポリエステルを採用したものが
多いようです。
商品ごとに指示されている(タグに記載されている)
ように洗うことが基本です。
乾燥機や脱水、干し方など注意が必要です。
- 防汚・・・汚れがつきにくい加工が施されたもの
生地に汚れがつきにくい加工を施したものです。
生地に樹脂を含ませて加工したり、
織り方に工夫を施すなどして、
汚れにくくなっています。
ダイニングやキッチンなどの
カーテンに向いているでしょう。
- 形状記憶(安定)・・・
ドレープの美しさを保つことができる
主にドレープカーテンの形状を保つことができる
機能で、シワやかたくずれを防ぐものです。
リビングや寝室など、
たっぷりとしたドレープを用いるカーテンに
欲しい機能でしょう。
- 超(高)耐光・・・日焼けや黄ばみ、色褪せを防ぐ
特殊な加工等を施して、
日差しによる生地の日焼けや黄ばみ、色褪せを
防ぐものです。
南や西側の日差しの強い窓に向いています。
- 制電・・・
ゴミや埃がつきにくいように静電気を抑える
制電性の糸を用いることで、
ゴミや埃がつき汚れの原因となる静電気を
抑える効果を持たせたものです。
ぱちぱちとした不快感をやわらげることもあります。
日本インテリアファブリックス協会の
統一マークで示されます。
- はっ水・・・水をはじく機能をもつ
水をはじくように、
生地の表面にフッ素加工を施してあるものです。
シャワーカーテンなどに用いられます。
日本インテリアファブリックス協会の
統一マークで示されます。
◆防炎や抗菌など安心や安全に配慮した機能
- 防炎・・・万一火が付いても炎が広がるのを防ぐ
防炎、防火対策対象建築物、学校・官公庁・ホテルなどに
義務づけられているものです。
難燃性繊維を使ったり加工によって、
万一火が付いても炎が広がるのを防ぐ機能のことで、
不燃性を示すものではありません。
日本インテリアファブリックス協会の
統一マークで示されます。
高層マンションでは、
消防法により防炎物品にしなければなりませんし、
一般の家庭でも、キッチンや子供部屋、
高齢の方の居室などに設置するケースもみられます。
- 抗菌・防臭・・・細菌を分解する
生地に加工を施し、
菌の繁殖を抑制する機能を持ったものです。
主に医療施設で用いられています。
- 花粉対策・・・花粉などの侵入を防ぐ
表面に吸着性を高める加工を施して、
花粉やほこりの部屋の中への侵入を防ぐものです。
レースに付加されることの多い機能です。
◆省エネは建物の断熱性や窓サッシの性能も含め検討
カーテンの機能面で、
最近、注目されるポイントのひとつは
省エネルギーです。
たとえば、冬場であれば、
窓からの冷気が入り込むのを防ぎ、
熱を逃がしにくい厚手で目の詰まった織りの
タイプの方が効果も高まります。
夏場であれば、
遮熱タイプを選ぶことで冷房効果が高まるでしょう。
もちろん、カーテンだけでなく、
住まいの断熱性、窓サッシなどの性能が
高くなければ効果が得られないことは
言うまでもありませんが、
カーテン選びの際にも
無駄なエネルギーを用いない住まい、
暮らし方を意識したいものです。
◆ショールームやショップでデザインと合わせて確認
カーテンの細かい性能は
メーカーや商品ごとにさまざまです。
いくつかの機能を合わせ持つカーテンもみられます。
具体的な機能はショールームや
ショップなどで確認し、
設置場所や目的を明確にして、
デザイン面と機能面、それぞれの特徴を
理解した上で選ぶことが大切でしょう。
それでは、また。
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