でんの豆知識125「スキップフロアのメリット・デメリット」
こんにちは
田建築工房スタッフのKです。
肌寒い日も増えてきて、
本格的な冬がすぐそこまで来ているようですが、
この時期になると増えてくるご相談があります。
それが、
暖房などの空調効率が良い家
についてのお問い合わせです。
電気代の高騰もあって、
空調効率を気にされる方は年々増えてきています。
ほかにも注文住宅で家を建てる際には、
それぞれこだわりがありますよね。
・空調効率
・家事動線のスムーズさ
・LDKの開放感
・吹き抜け
・おしゃれなデザイン
など、あなたもこだわりたいポイントが
きっとあることでしょう。
中でもおしゃれさを重視する方に
よくお聞きするのが、
「スキップフロアを取り入れたい」
というご要望です。
スキップフロアとは、
1階と2階の間に床を設けることで、
複数の高さのフロアがある間取りのことをいいます。
おしゃれで個性的な、
まさに注文住宅ならではの雰囲気が出るので、
スキップフロアを取り入れたいという方も増えているのですが、
実はデメリットもあるのです。
例えば、まさにご要望が増えてきている空調効率も
悪くなってしまうケースが多いでしょう。
このように良い点と悪い点があるわけですが、
本日はスキップフロアのメリット・デメリットについて
掘り下げていきたいと思います。
◆スキップフロアのメリット
・室内の開放感が増す
・空間を有効活用できる
・床下や階段下に収納できるスペースを増やせる
・高低差のあるような土地を活かせる
・リビングのデザインがスタイリッシュになる
このようなメリットがあります。
1階と2階というような考え方ではなく、
中間にも床を確保できるので、
床面積を広げることが可能です。
また、壁や扉ではなく、
段差でスペースを区切ることができるので、
家全体の開放感が増します。
なによりおしゃれでスタイリッシュな雰囲気が出るのも、
大きな魅力の1つですよね。
ただしメリットだけではありません。
デメリットも把握しておかないと、
思わぬ後悔につながってしまう可能性もあります。
◆スキップフロアのデメリット
・建築費用が上がる
・バリアフリーではなくなる
・音や匂いが広がりやすい
・空調効率が悪い
スキップフロアのある家は、
空間がゆるやかに連続して繋がっている
ことが多いです。
壁で仕切られずに開放感のある構造になりやすいため、
どうしても音や匂いが広がりやすくなります。
また、エアコンの空調も同じ理由で、
効率が悪くなってしまうでしょう。
そして構造上、どうしても普通の家よりは手間がかかります。
そのため、建築コストは上がってしまうでしょう。
さらに老後のことを考えると、
段差や階段を多く使うスキップフロアは
バリアフリーの住宅とはいえない構造になってしまいます。
以上のようにスキップフロアは、
スタイリッシュで、狭小住宅でも有効活用できるなど、
メリットがたくさんある一方でデメリットも少なくありません。
このように住宅を魅力的にする工夫は、
一方でデメリットにもなりえるのです。
注文住宅は自由度が高いがゆえに、
デメリットを知らずになんでも盛り込んでしまうと、
あとで後悔してしまうなんてことになりかねません。
私たちは長く、安心して暮らし続けることができる家づくり
をモットーにしておりますので、
工夫の中にも出てきてしまうデメリットもしっかりとお伝えします。
何を優先するか。
そのためにはどこを妥協ポイントにするか。
メリットだけでなく、
デメリットもお伝えしたうえで、
最高の家づくりをお手伝いできたら幸いです。
スキップフロアに限らず、
家づくりの工夫などでご相談がありましたら、
ぜひお問い合わせください。
全力でサポートさせていただきます!
それでは本日もお読みいただき、
ありがとうございました。
最後に、失敗しない家づくりのための
イベント情報があります。
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