でんの豆知識143 「今月の住宅ローンのフラット35・変動金利&固定金利について」
こんにちは鹿児島の工務店「田建築工房」スタッフのKです。
7月に入りましたね。
さて、それでは今月の住宅ローンの情報となります。
早速今月発表された各金融機関の今月の住宅ローン金利を見てみましょう。
メガバンク4行より発表された2024年7月適用分の住宅ローンです。
以下にご紹介するものは、当初10年間の金利が固定される各行の主流タイプの商品です。
〇三菱UFJ銀行…1.20%→1.25%(+0.50%)
〇三井住友銀行…1.75%→1.75%(±0.00%)
〇みずほ銀行…1.55%→1.45%(-0.05%)
〇りそな銀行…1.775%→1.695%(-0.08%)
今月、メガバンクの当初固定10年の金利は、三菱UFJが金利を上げ、
三井住友銀行が据え置き。みずほ銀行・りそな銀行が金利を引き下げました。
三井住友銀行が、2か月連続で金利を上げましたが、金利だけでいうと
まだまだメガバンクの中では低金利です。
今月のメガバンクの10年固定金利は足並が揃いませんでした。
変動金利に関しては、相変わらず動きが少なくメガバンクも金利を据え置きました。
今月もメガバンクの動きは、変動金利を据え置き、固定金利は全ての金融機関が金利を引き上げるという形になりました。
では、先月金利を据引き上げた、固定型住宅ローンの代名詞でもある
全期間固定型金利の【フラット35】はどうなったでしょうか?
さっそく『でんの豆知識』をご覧ください!!
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■ でんの豆知識「フラット35、若干金利を引き下げました!!」
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住宅金融支援機構(東京都文京区)が民間金融機関と提供するフラット35の2024年6月の適用金利が発表されました。
◆融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の主力タイプの金利幅は…
1.84%(前月より-0.01%)~3.45%
今月は、僅か0.01%、金利を引き下上げました。
◆融資率9割以下で返済期間が20年以下の金利幅は以下の通りです。
1.45%(前月より+0.02%)~3.06%
中期に関しては若干金利を引き上げました。
◆融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下のタイプの金利幅は…
1.95%~3.56%
◆融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの金利幅は…
1.56%~3.17% 以上のようになっています。
2024年7月、今月のフラット35は人気のある21年~35年の返済期間である、
長期の金利は、僅かながら0.01%金利を引き下げました。
メガバンク・ネット系銀行の長期固定金利は、殆どの金融機関が、金利を据え置くか下げております。
そんな中元々金利が低いフラット35は、若干金利は引き下げたので結果的に長期固定金利ではもっとも魅力的なサービスを提供しております。
また、他の金融機関に比べて審査が通りやすいのもフラット35の魅力のひとつです。
長期固定金利で住宅ローンを選ぶならフラット35を優先的に検討しましょう。
◆2024年7月の住宅ローン金利の傾向
今月の住宅ローンの金利は、全体的に金利の上がった月と言えるでしょう。
変動金利は据え置き、固定金利も、長期・中期ともにやや金利を引き上げた月となりました。
ここのところ、このような動きが数か月連続で続き、僅かながらに固定金利が徐々に上り続けております。
金利は上昇傾向にあり緩やかながら金利が若干上がった月と言えます。
世界的に金利高の中、日本は低金利を維持しており、これが円安を生んでいます。
更に円安が進むようだと、日銀は低金利の金融政策を解除し、金利を上げなくてはなりません。
その状況になるには、不透明な状況です。
住宅ローンの利用を検討するなら、ここ数か月金利のあがっていない金利の上昇の可能性が、最も低い「変動金利」がおススメです。
固定金利も上がり続けてはいますが、大幅な金利上昇の可能性が少ないここ数か月の時期がおすすめかもしれません。
◆各住宅ローン商品の金利動向
●変動金利●
今月もほとんどの金融機関が金利を据え置いております。
しかしながら、ネット銀行の中で実績とトップの人気を誇る「auじぶん銀行」が変動金利の、金利の引き上げを行いました。
0.01%とわずかな金利上昇ですので、いまだ金利の低さではTOPを維持しております。
今後、固定金利は上がっても変動金利は上がらないということが多く言われておりましたが、決してそんなことはありません。
変動金利の引き上げも、予断を許さない状況になるかもしれません。
とは言え、市場最低金利の基準を維持しております。
金利を据え置いたとはいえ、先月より若干に金利が上り、6月の変動金利の住宅ローンの金利目安は、0.4%となります。
この金利より高ければ割高、低ければ割安といえます。
マイナス金利が解除になりましたので、今後0.1~0.2%金利が上ると予想されます。
予想では、2024年年末までに日銀の利上げのペースによりますが金利の指標が、
0.5~0.8%の可能性は予想されている事を覚えておきましょう。
●固定金利 10年~(中期)●
今月の10年固定は、金利を引き上げた月となりました。
3行の金融機関が金利を引き上げました。
10年固定金利は、日本の10年国債金利をベースに金利を決めている金融機関が多いのですので、国債の金融市場に委ねられます。
日銀が今後、10年国債の金利上昇を発表しましたので、先月の10年固定金利は、各金融機関が上昇したのですが。
今月は、10年国債が上がり続けることはないと判断した金融機関が多かったので、金利上昇は3行にとどまったと言えるでしょう。
ただ10年国債は1%になると機関投資の購入意欲が旺盛になると予想されており、当面は1%を超えて上昇することはないので、
10年固定金利も1%を超えることはないと予想できます。
これらにより安心安定ということと、固定金利選択型の中核ということで
10年固定に人気が集まりますので、どの金融機関も力を入れており、金利は似たり寄ったりで、比較する判断が難しいのが現状です。金利だけでなく、
繰上げ返済手数料
事務手数料
団信の内容も踏まえ、住宅ローンを選びましょう。
●固定金利 長期●
金融機関の判断によって金利が下がりました。
そんな中、今月若干金利を下げた、元々金利が低くもっとも人気が高い
フラット35が、一番、有益な住宅ローンと言えるでしょう。
長期固定金利は頭金の割合によってメリットが変わりますが、つなぎ融資を利用すれば、
フラット35が頭金なしでも最もメリットがあります。
全期間固定は、金利が高いので利用したくないが、変動金利の上昇も気になるという方は、
ミックスプランを(変動半分・全期間固定半分)検討してみてはいかがでしょうか。
◆2024年7月の住宅ローン金利の動向を総括
今月は、金融機関によって判断がわかれた月と言えるでしょう。
変動金利は、金利を据え置いたとはいえマイナス金利の終わりと、
金利引き締め政策が、重なり2024年の年末へ向けて今後は、金利が上ると予想されます。
実際に今月は、トップの人気と実績をほこる1行が金利を上げました。
現在米国の国債の金利が落ち着いたとはいえ現在の日本の国債の金利はかなり低い状況です。
米国(世界的)と日本の国債の金利差が円安の状況を産んでいると言われております。
ということで、今後金利は上昇する可能性が高いです。
とは言え、金融緩和政策は維持されるので、今後の予想はつきにくいのですが、変動金利があがる可能性は高いと言えるでしょう。
10年固定などは、日本の国債の金利と連動しますので、1%以上が上がらないと予想されており、
ここ数か月は、大きく金利が上ることはないでしょう。
ですので、今月の国債は、低水準です。
そして、当然、住宅ローンも低水準です。
2024年に住宅を購入し、住宅ローンを組もうと考えている方は、
この数か月が大きなチャンスかもしれません。
そして今後、新規で住宅ローンを組む方は、
もちろん、現在、変動金利にて、
住宅ローンを組んでおらえる方も、固定金利の低さに注目しましょう。
金利が下がったので、固定金利の売りである、安心の固定返済が低いので、
コストパフォーマンスの高さで、手に入れることができると考えております。
今後、金利が上昇する可能性は高いのですが住宅ローンを利用するなら、金利上昇がゆるやかな
この数か月のうちに動いたほうが良いかもしれません。
そして今後必ず起こる金利上昇を考えると、変動金利よりも固定金利のメリットを意識しましょう。
現在、金融緩和政策により約1%に金利は抑えられていますが、マイナス金利が解除され、
金融緩和政策が変更されれば、少なくとも1% 程度の金利上昇が予想されます。
そうなれば、変動金利や期間の短い固定金利は、たちまちに超長期金利を
追い付いてしまうほど、金利差が小さいことを認識しましょう。
そこで、今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、フラット35は、借入時から完済時まで
全期間固定型の住宅ローン商品なので、今借り入れた方は35年後の完済時までずっと低金利の恩恵を受けられる…
というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…
そうなってしまっては元も子もありません。目先の数字にとらわれず、しっかりとそれぞれの住宅ローン商品の
メリット/デメリットを理解し、家族のライフプランに合った住宅ローンを選択しましょう!!
※下記のサイトにて、フラット35の金利推移をご確認いただけます。
現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいませ。
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top
【フラット35】の利用を予定している方、住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、
いずれにしても、早めに行動へ移すことをお勧めします!!
金利が下った
2024年7月の住宅ローン金利は、いまだ低水準で推移しております。
現在購入を検討している方はもちろん、住宅ローンを借り換えのタイミングを見極めているという方にとって、
金利が低いここ数か月は、検討する価値があります。
住宅ローン金利が低水準にある、この機会を見逃さないようにしましょう。
それでは、また。
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■ 失敗しない家づくりのためのイベント情報
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