でんの豆知識⑨ シューズインクローゼット
こんにちは。
週末の鹿児島市は、激しい雷と雨で驚きましたね。
私は雷雨を理由に一歩も家から出ないという週末を過ごしました。
紅葉が見頃で、県外へ紅葉狩りに出かける予定の方も多かったのではないでしょうか。
弊社の代表は今年の5月頃から楽しみにしていた
「京都・比叡山 修行の旅」
に出かけており、
祝日の2日間多くの観光客と行列の洗礼を受けて帰ってきましたよ。
残念ながら、今回はゆっくり寺院で話を聞いたり、歴史を学んだりする余裕は無かったようですが
「行列に並びひたすら順番が来るのを待つ、という忍耐の修行にある意味なったのでは。笑」
と言っていましたよ。
さて、今回、恒例の
家づくりの基礎知識は、
シューズインクローゼット
についてお伝えします。
それでは、
さっそく『今週のでんの豆知識20』をご覧ください!!
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玄関には下駄箱がつきものでしたが、
近頃は土足でそのまま入れる
シューズインクローク
(シューズインクローゼットともいう)が
増えています。
靴以外のモノもしまえるから重宝する反面、
ちょっと困ることもあるようです。
玄関で靴を履き替える習慣に馴染む、
玄関収納のプランを考えてみましょう。
◆脱いだ靴は玄関の下駄箱に収納するのが基本だが
玄関の土間には、当然のように
下駄箱が付属しています。
古い日本家屋であっても、
最近のマンションであっても同じです。
下駄箱の上がカウンターになっていて、
そこに花瓶や置物を並べる飾り棚を
兼ねたタイプが多かったのですが、
今では床から天井までを使った
壁面収納タイプが増えています。
最近の住宅は玄関スペースが狭いので、
靴の収納量を確保するための方法として
採用されています。
こうした玄関収納のつくりによって、
玄関は扉と壁に囲まれた空間になりつつあります。
まるで廊下の一部が玄関に
充てられているようでゆとりがなく、
住まいの顔としての玄関はこれでいいのか
と感じている人も多いことでしょう。
そこで、収納量と使い勝手、
美観を意識したシューズインクロークが
評価されるようになっています。
◆シューズインクロークには
靴以外の収納が求められる時代
戸建て住宅では玄関に加えて、
勝手口のあるキッチンなどから
屋外に出られる場合もありますが、
それはゆとりのある敷地面積があってのことです。
マンション同様に戸建てであっても、
屋外との接点は玄関だけという住宅が増えています。
また物置もないということになれば、
玄関にはそれに代わる収納に
期待が集まることでしょう。
これまでにもゴルフバッグを収納したいという
ニーズがありました。
ゴルフバッグであれば、
床から天井までの背の高い下駄箱でも
対応可能です。
ところが、野球やサッカー用品、ベビーバギー、
子ども用自転車などと、
さらに収納ニーズは高まるばかりです。
そこで人気が出ているのが
シューズインクロークです。
土足で使えて汚れを気にすることなく、
アウトドアで使うモノまでしまえるのが特徴です。
◆シューズインクロークの落とし穴。
脱いだ靴がそのまま脱ぎっぱなしに!
ところがそのクロークに、
使い勝手の問題が出てきています。
それは、脱いだ靴がそのまま土間に
置かれがちだということです。
玄関土間をはさんで、
クロークと玄関ホール(廊下)が離れていると、
クロークに靴をしまうためには、
土間を裸足かサンダルで
行き来しなければならないのです。
やがてその手間が面倒になって、
いつも履く靴は土間にズラリと
並ぶことになります。
その問題には、
玄関土間からも廊下からも出入りできるよう、
2方向に扉のあるクロークにする解決法があります。
ただし、クローク内を通り抜けるためには、
クローク内の土間部分を広くとらないと
バギーなどを床置きにできません。
そのぶんだけの面積がクロークに必要です。
これまでの下駄箱収納から、
小さな収納部屋のような位置づけになることが
予想されます。
玄関に収納したいモノを特定して、
玄関収納はどのスタイルがいいのかを
じっくり考えて玄関の間取り計画を
練っていきましょう。
それでは、また!
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