でんの豆知識27「浴室のプライバシー」

こんにちは田建築工房スタッフのKです。

今朝は小雨がパラパラ、風も冷たく肌寒い朝でしたね。

皆様体調を崩されないようお気をつけください。

お味噌汁が風邪予防になるようですよ。

おススメの食材は人参、大根、里芋などの冬野菜

そしてしょうがです。

さて、今回、

家づくりの基礎知識は、

「浴室のプライバシー」

についてお伝えします。

それでは、

さっそく『今週のでんの豆知識』をご覧ください!!

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■ でんの豆知識 「浴室のプライバシー!」

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◆照明に気を付けましょう

夜お風呂に入るとき、

窓のブラインドには気を付けても、

意外と気がつかないのが照明です。

照明の位置によっては、

ブラインドや窓ガラスに

体のシルエットがうつりやすくなります。 

最も悪い例は、

窓とは反対側の壁に

照明がついているケースです。

これではシルエットが

窓にうつってしまいます。

また洗い場が影になり、

薄暗い雰囲気になります。

照明は窓の近くに取り付け、

シルエットのうつり込みを防ぐと共に、

影を少なくしましょう。 

雰囲気のある照明を作りたい場合は、

足下に電球色の照明を取り付けると

落ち着いたシーンが演出できます。

特にプライバシーが気になる方は、

浴室をあまり明るくしない方が、

落ち着いて入浴できるでしょう。 

◆窓をどの位置につけるか

窓の大きさや位置もポイントです。

最近は浴室の窓を

大きくとるケースが増えていますが、

周囲に家が建て込んでいて、

入浴中に常にブラインドを

下ろすようであれば、

小さな窓の方が安心感があります。 

窓が小さい場合は、

自然の通気を確保するために、

床に近い場所に吸気用の窓を、

天井に近い位置に排気用の窓をとります。

こうすると暖かい空気が上昇し、

効率よく排気できます。

また高い位置の窓は

プライバシーを守りやすく、

入浴中に開けておくことも出来ます。 

自然光を沢山とりたい場合は、

天窓を取り付ける方法もあります。

天窓は煙突のように

効率的な排気もできます。

ただし水滴がつきやすいので、

窓に傾斜を付けると

水滴が下に落ちるのを防げます。

天窓とはいえ、

透明ガラスが心配な方は、

型板ガラスなどを使うとよいでしょう。

◆中庭を有効利用する

中庭があるプランの場合、

中庭側に浴室の窓を付けると、

プライバシーを守りながら開放感を楽しめます。

スポーツ好きの家族の場合、

外から浴室に出入りできるようにすれば、

家の中に入らずに直接入浴できて便利です。 

中庭を木製デッキやタイル貼りにすると、

裸足のままで外に出られます。

湯上がりにガーデンチェアで涼んだり、

ホテルライクな暮らしが楽しめそうです。

この場合、

中庭の壁を高くしてプライバシーを守ります。

ちなみにこうした中庭を

「バスコート」といいます。 

浴室に外から直接入れるようにした場合、

浴室の防犯性が低くなるので、

中庭に鍵のついたドアを設けるなどの

工夫が必要です。 

◆ハーフユニットという選択肢

一戸建ての住宅でも、

最近はユニットバスの浴室が

標準となっています。

浴室に天然木やタイルを使いたい場合、

ユニットバスではなかなか実現できません。

しかし建設業者は

ユニットをすすめるケースが多いのです。

その理由のひとつはメンテナンスの問題です。 

在来工法(昔からの浴室の作り方)では、

年数が経つと床の防水効果がなくなり、

水漏れを生じることが多く発生します。

1階の浴室なら問題ないように思えますが、

土台などに水が染みこむと、

腐ったり、白アリを呼ぶこともあります。 

ユニットバスと在来工法の

良いところを合わせ持つのが、

ハーフユニットバスです。

これは浴槽の高さまでのユニットバスで、

壁や天井の仕上げは自由に選べます。

開放的なガラスの壁を作れるなど、

ユニットバスに比べ自由度が高く、

防水工事がいらない分、

在来工法よりも安全で

コストが下がるケースもあります。 

ちなみにデザインがシンプルなものが、

建築家には人気です。 

◆気持ちしだいで浴室はもっと楽しくなる

最近は、ユニットバスの仕様が豪華になり、

価格も高いものが増えました。

液晶テレビや

ミストサウナ、ジェットバスなど、

気持ちをリラックスさせる機能が

充実しています。

浴室はただ入浴するだけでなく、

ホームシアターなどと同じく、

帰宅後の時間を楽しむ空間に変化しています。 

浴室は裸で過ごす場所なので、

肌に触れる(近い)素材には、

やはり本物の材料を使いたいものです。

人の肌は、

ものから出る赤外線などを

微細に感じているといわれます。

天然木風やタイル風の素材よりも、

一部でもいいから本物の木やタイル、

石などを使った方が、

気持ちをリラックスさせる効果は

高まるのではないかと思います。 

それでは、また!!

 

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